今日のメインイベントは由布島観光です。
由布島は西表島の近くにある島で、どのぐらい近くかというと潮が引いたときは陸続きになるぐらいです。
と入っても通常時は浅瀬になっているので水牛車に乗って渡ることになります。
石垣港から西表島の大原港まではフェリーで移動します。片道40分ほどの船旅です。
フェリーの運行頻度は1時間半から2時間に1便ぐらいだったと思います。それなりには運行されていますがあまり本数は多くないといった感じ。
海岸の崖が波で削られた面白い地形を見ることができました。
ぼーっと海や島を眺めているだけであっという間に時間が過ぎていきます。
というわけで西表島に到着です。
大原港からは西表島の路線バスに乗車します。
バスの本数はかなり少ないので注意しましょう。
あとにも書きますが、現地のツアーを利用したほうが効率的に旅行できるかなと思いました。私は計画段階でツアーの利用を思いつかなかったのでちょっと後悔しています。
西表島の路線バスでは、完全キャッシュレス化の実証実験が行われており、クレジットカードのタッチ決済で運賃を支払うことができました。
バスの車内ではラジオが流れていました。路線バスの中でラジオが流れているのは珍しい気がするので、少しびっくりしました。
道路には「イリオモテヤマネコ飛び出し注意」の看板が設置されていました。
イリオモテヤマネコなら「逆に飛び出してきてくれないかな?」と期待してしまいます。
由布島への水牛車乗り場に到着しました。
水牛車乗り場はツアー客で賑わっていました。
ツアー客のバスが2台も停まっているのに対し、個人客は私を含めて4人だけでした。
水牛車は最大十数人乗れると思います。
それがこれだけの台数あったのでそれなりの輸送力がありそうですね。
今回、私たちの水牛車を引いてくれた水牛は、18歳のオスでした。定年が20歳なのでベテラン。
他の水牛に比べて歩くのが早いのが特徴だそうです。
そして、海を渡っている途中に必ずおしっことうんちをするとのこと。(これは他の水牛も共通の習性らしいです。)
実際に海を歩いている最中にうんちとおしっこをしました。しているときは必ず立ち止まるそうです。
潮が高いときは、水牛のうんちが落ちた際に海水が跳ねて客にかかることがあるらしいですが、今日は干潮気味だったので心配ありませんでした。
由布島に到着する直前には、水牛使いのおじいちゃんによる三線の弾き語りがありました。
三線の音色と歌声が海風に乗り、とても良い雰囲気の中、由布島に到着しました。
由布島は、島全体が植物園になっています。
以前は人が住んで生活が営まれていた場所なのですが、台風が来たときに水没し、全島避難となったそうです。そんな中で島民の夫妻が植物園として整備して観光客を受け入れ始めたそうです。
熱帯地方特有の植物が至る所に植えられており、南国ムード満点です。
鳥や蝶々などの生き物もたくさん生息していました。
由布島蝶々園は特に感激したスポットです。
最近あまり蝶々を見ていなかった気がするので、久しぶりにたくさんの蝶々を見ることができて嬉しかったです。
体感ですが、100羽くらいの蝶々がいたのではないでしょうか。
白い大きめの蝶や、オレンジ色で中くらいのサイズの蝶がいました。
青っぽい小さめの蝶もいましたが、数は少なめでした。
蝶々が花の蜜を吸っているところを初めて間近で見ることができました。
ここはかつて小学校があった場所のようですが、この門がなかったらそんなこと想像できないですね。
ブーゲンビリアガーデンでは温室の中でブーゲンビリアがたくさん咲いていました。
水牛車乗り場に戻ると、水牛車は団体客を捌くのに大忙しの様子で、一般客は後回しにされているようでした。
時間に余裕を見て13時の水牛車に乗ろうと思っていたのですが、ツアー客優先の雰囲気があって結局13時30分の便になってしまいました。
時間に余裕を持って行動していてよかったです。
やはり現地のツアーを利用したほうがスムーズに旅行することができそうなのでもし今度また来るときは絶対に利用すると思います。
由布島の水牛乗り場から見渡す西表島の景色は今回の旅の中でも一番思い出に残っている景色です。
写真では伝えきれない良さがありました。これは現地でないと感じられないと思います。
帰りの水牛車で水牛使いのおじさんが三線を取り出して「誰でも歌える曲を歌いましょう」と言って歌ったのが涙そうそう。
私は世代的にこの曲をBGMとしてしか聞いたことがなく、曲の進行や歌詞なんかが曖昧な状態なのでちょっと焦りました。
とりあえずリズムに乗って揺れているだけでなんとかやり過ごしました。
大原港まではまた路線バスに乗って帰りました。
大原港ではちょっと時間があったので大原の集落を見学。
素敵な郵便局がありました。
手紙を加えたイリオモテヤマネコに、シーサーみたいに門番をしているイリオモテヤマネコと西表らしさ全開でした。
15時発のフェリーに乗って石垣島に戻ってきました。
石垣港はユーグレナに支配されているようです。
まだ少し時間があるので、石垣港周辺で時間を潰すことにします。
月曜日に休館日で行けなかった八重山博物館にリベンジしてきました。
博物館はそれほど広くはありませんでしたが、展示や解説が充実していて見応えがありました。
入口から右手のエリアは考古学から歴史学に関する展示、左手のエリアは民俗的な展示が中心でした。
晩ごはんを何にしようかと石垣の街を歩いていると、ハンバーガーのお店を見つけました。
その瞬間ハンバーガーの口になったのでGoogleマップでハンバーガー屋さんを検索し、店の前まで言って雰囲気を見て回ったのですが、営業しているお店が1軒しかなく、自動的にそのお店に決定しました。
注文したのは、沖縄産和牛のチリソースバーガー。
石垣牛バーガーもあったのですが、一人旅でする贅沢を超えている気がしたので今回は見送りました。美味しい食べ物は誰かと共有したい派です。
でも、このチリソースバーガー、めっちゃくちゃ美味しかったです。大満足!
チリソースのピリッとした辛さが食欲をそそります。
あと、ポテトにかかっていたクレイジーソルトみたいなやつがまた美味しかった。(もしかしたらクレイジーソルトそのものだったのかもしれません。)
石垣港離島ターミナルの屋上から、夕日が海に沈んでいく美しい瞬間を見ることができました。
実は5日間の旅行で、まともに夕日を見るのはこれが最初で最後でした。
空港行きのバスの出発時刻が日没時間とほぼ同じ。
夕日とともに石垣島ともお別れです。最高のエンディングでした。
本旅行3度目の飛行機。さらば沖縄。
今回の旅行で、大学生の間に飛行機に乗った回数が2回から5回に増えました。
飛行機の座席は3-3の6列シートで、私の席は進行方向右側の窓側でした。
隣の2席にはご夫婦が座っていました。
が、飛行機に空席が多かったため、CAさんが2人に席の移動を提案してくださり、おかげで私は一人でゆったりと過ごすことができました。ラッキー。
ご夫婦とは、短い時間でしたが和やかに会話を楽しむことができ、良い思い出になりました。
巡航高度に達し、ドリンクサービスが始まりました。
しかし、私の席はほぼ最後尾。ホットコーヒーを注文してCAさんが後部にコーヒーを補給しに言ったタイミングで、気流の悪い場所を通過するようで、シートベルト着用サインが点灯してしまいました。
10分ほどでサインが消えてコーヒーを受け取ることができました。
関西空港に到着しました。
ここから自宅まで帰りますが、ちょっと贅沢したい気分だったので南海の特急ラピートに乗ることにしました。
南海の運賃に+500円ぐらいで乗れた気がするので手軽に贅沢気分でした。
おしまい。